Androidプロジェクトの作成及びロボアプリの初期設定を行った前回に引き続き、Pepperのエミュレータと実機でアプリを実行するために必要な手順を確認していきます。

1.Pepperのエミュレータ
まずは、Pepperのエミュレータで動作確認するための方法についてです。<手順>
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エミュレータボタン
をクリックしてください。すると、ロボットエミュレータが表示されます。
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プロジェクトにおける実行の構成でappが選択されているか
を確認し、 選択されていない場合はそれを選択してください。
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実行ボタン
をクリックしてください。すると、Select Deployment Targetダイアログが表示されます。
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ダイアログからPepperのエミュレータを選択してください。アプリがエミュレータにインストールされ、Robot Viewer上のバーチャルロボットで動作確認することが出来ます。
2.Pepperの実機
次に、Pepperの実機で動作確認するための方法を見ていきます。<手順>
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Pepperのタブレットの設定を確認します。タブレットのホームにある設定アイコンをタップし、以下の設定を確認してください。
- 開発者モードが有効になっていること
- 開発者向けオプション、デバッグ、ADBも有効になっていること
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Android studioで、接続ボタン
をクリックし、Robots Browserを表示してください。
- Use fix portとUse fixed IP/hostnameにチェックを入れ、接続先のPepperのIPアドレスを入力してください。PepperのIPアドレスはタブレットの通知バーか、胸部ボタンを一回押すことで確認できます。
- Selectボタンをクリックしてください。すると、セキュリティの警告が表示されます。
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Pepperのパスワードを入力してください。初期パスワードはnaoです。変更している場合は管理者に確認して下さい。パスワード入力後にOKボタンをクリックすると、Robot Viewerが表示されます。
Pepperの実機に接続すると、同時にタブレットにもADB経由で接続されます。
- プロジェクトにおける実行の構成でappが選択されているか
を確認し、 選択されていない場合はそれを選択してください。
- 実行ボタン
をクリックしてください。すると、Select Deployment Targetダイアログが表示されます。
- Pepperのタブレットを選択してください。実機でアプリが起動します。
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